宝泉寺は大阪府箕面市大字粟生間谷に所在する高野山真言宗の寺院である。「宝泉」の名は仏法の恵みを清らかな泉に喩えたもので、真言系寺院に多く見られる寺号である。高野山真言宗の宗祖・弘法大師空海は774年(宝亀5年)に讃岐国に生まれ、延暦23年(804)に入唐して密教を学び、帰国後に高野山を開いた。粟生間谷周辺の山間部は、箕面・能勢方面に通じる古道が走り、平安・鎌倉期には巡礼・修験の往来があったとされる地域である。当寺はこの山村集落の菩提寺として、密教の作法に基づく祈祷・供養を行い、地域住民の心の支えとなってきた。現在も高野山真言宗の末寺として信仰を守る。