白雉元年(650年)、インド出身の渡来僧・法道仙人によって開創されたと伝わる天台宗の古刹。法道仙人は播磨各地に霊場を開いたとされ、一乗寺もその代表的な霊跡として知られる。平安時代には朝廷の崇敬を受け、伽藍の整備が進んだとされる。現存する三重塔は平安時代後期の永保3年(1083年)頃の建立とされ、優美な和様建築の粋として国宝に指定されている。中世には武家の帰依を受け、戦国期には豊臣秀吉が播磨在陣の際に参詣したとの伝承が残る。近世には西国三十三所第二十六番札所として広く知られ、多くの巡礼者が訪れる霊場として繁栄した。明治期の廃仏毀釈による影響を受けながらも法灯は守られ、現在に至る。三重塔のほか本堂…