縄文杉は鹿児島県屋久島の標高約1300メートルに自生する屋久杉で、樹高25メートル・幹周16.4メートルを誇る屋久島最大の巨木である。その樹齢は推定2000年から7200年とされ、縄文時代にはすでに芽吹いていたとも考えられることから「縄文杉」と命名された。江戸時代には屋久島のスギ材が幕府や薩摩藩への献上材として重用されたが、この木は山奥の急峻な地にあったため伐採を免れたとされる。近代以降も長らく一般には知られていなかったが、1966年(昭和41年)に林業家の岩川貞次によって発見・報告されたことで広く認知された。1993年(平成5年)、屋久島はその原生的な自然環境が評価され、ユネスコの世界自然遺…