浄風寺は東大阪市瓜生堂に位置する本門佛立宗の寺院である。本門佛立宗は、幕末の天保年間(1830〜1844年頃)に長松清風(日扇、1817〜1890)が京都において在家仏教として興した宗派で、法華経の「南無妙法蓮華経」の唱題による功徳を強調する。日扇上人は庶民に広く唱題の功徳を説き、関西を中心に信者を拡大した。浄風寺の寺号「浄風」は清らかな法の風を意味し、法華の教えが地域に吹き渡ることを表す。明治時代に宗教法人として整備されたのち、大阪・河内の地域にも布教が進み、当寺が瓜生堂に創立されたと伝わる。在家仏教の性格上、地域住民が修行に参加しやすい形で法要・唱題行が営まれ、現代に至る。