浄国寺は仏眼山英隆院と号する浄土宗の寺院で、天正15年(1587)に清巌上人(鴻巣勝願寺の僧)の隠居寺として創建されました。天正19年には寺領50石の御朱印状を拝領し、知恩院の末寺として機能しました。江戸時代には浄土宗の触頭を務め、浄土宗関東十八檀林の一つに数えられる重要な学問道場として多くの末寺を管轄しました。岩槻藩主・阿部備中守正次の菩提所となり、初代正次および三代定高の五輪塔と燈籠12基が境内に現存します。承応3年(1654)造塔の金銅製仏眼舎利宝塔(高さ75cm)はさいたま市指定文化財、享保元年(1716)から明治6年まで157年間にわたる記録「浄国寺日鑑七十七冊」は埼玉県指定文化財で…