加賀本多博物館が展示する本多家は、江戸時代に加賀前田家の重臣として代々藩政を支えた家臣団の中心的存在。加賀への入りは慶長16年(1611年)、徳川家重臣・本多正信の子である本多政重が前田利常に仕えたことに始まる。政重は若年から波乱に富んだ生涯を歩んだ武将で、豊臣・徳川・宇喜多・直江兼続などに仕えた後、前田家に落ち着き加賀藩の外交・政治面で重要な役割を果たした。以後、本多家は代々加賀藩の藩政を担う重臣として7万石の高禄を誇り、甲冑・武具・古文書の保存に力を注いだ。明治維新後も家宝として大切に保存されてきた品々が現在の博物館で公開されており、加賀百万石の家臣文化の実像を伝える貴重なコレクションとし…