五色台は高松市と坂出市にまたがる標高約400メートルの高原で、青峰・黄ノ峯・赤峰・白峰・黒峰の五峰からその名が付いたとされる。古くから讃岐の霊地として知られ、四国霊場81番札所白峯寺は平安時代初期に慈覚大師円仁あるいは弘法大師空海が開創したと伝わる。白峯寺は保元の乱(1156年)で讃岐に配流され崩御した崇徳上皇の御陵・白峯陵に隣接し、上皇の菩提を弔う勅願寺として篤い信仰を集めた。82番札所根香寺もまた空海の開創と伝わり、中世には武家の庇護を受けながら霊場としての地位を保った。江戸時代には高松藩・丸亀藩の支配下に置かれ、寺院の整備が進められた。明治時代に神仏分離令の影響を受けたものの、両寺は四国…