熊本市北区釜尾町の丘陵先端に築かれた円墳で、直径18m・高さ6mを測る。南に開口する両袖式複室横穴式石室を持ち、玄室の石屋形や壁面には赤・青(灰)・白の三色で同心円文・三角文・鋸歯文に加え、九州でも数例しか確認されていない珍しい双脚輪状文が描かれている。管玉・剣・刀・挂甲・馬具などの副葬品も出土した。江戸時代の地誌『肥後国誌』に明和6年(1769)の発見として記され、1921年に国の史跡に指定、2022年には史跡範囲が追加指定された。古墳西側には天神社が鎮座し、その造営で墳丘西半が削られている。