治承3年(1179)、武将・齋藤別当実盛が守り本尊の大聖歓喜天を祀る聖天宮を建立したのが起源とされる。建久8年(1197)には実盛の次男・良応僧都が別当寺院・歓喜院長楽寺を建立し、武蔵国一帯の信仰を集めた。日本三大聖天の一つに数えられ、「埼玉日光」の異称でも知られる。本殿にあたる聖天堂は、享保20年(1735)から安永8年(1779)にかけて大工棟梁・林兵庫正清・正信父子らが地域の民衆の浄財により再建した権現造の建物で、彩色彫刻を駆使した近世装飾建築の傑作として平成24年(2012)に国宝に指定された。これは埼玉県内の建造物として初の国宝指定であった。拝殿前に建つ貴惣門は嘉永4年(1851)に…