小淵山正賢寺観音院は、正嘉2年(1258)の開山と伝えられる本山修験宗の寺院です。山号・寺号はそれぞれ小渕の地名と本尊正観世音菩薩にちなみます。本尊の正観世音菩薩は秘仏で、60年に一度の丙午年のみ開帳される伝統が続いており、次回の開帳は令和8年(2026)が予定されています。仁王門は元禄2年(1689)の建立と伝えられ、昭和47年(1972)に春日部市指定文化財となっています。境内には江戸時代の遊行僧・円空が彫った「円空仏」7体が伝来しており、このうち蔵王権現像は全国唯一の作例とされます。この円空仏群は平成14年(2002)に埼玉県指定有形文化財に指定されました。毎年5月3日〜5日の円空祭に開…