柏木神社は青梅市成木5丁目の山間集落に鎮座する小社で、成木地区全体に点在する複数の鎮守神社のひとつである。成木地区は石灰石の採掘業と山林業で生計を立てる人々が多く、各集落が独自の鎮守社を持ち、地縁に根ざした信仰を維持してきた。柏木という地名は柏の木が多く生育していたことに由来するとも伝わり、山林の守護神としての性格が強い。石灰採掘が盛んになる以前は薪炭生産が主要産業であり、山の神への信仰は山仕事の安全を守る実践的な意味を持っていた。成木の各鎮守社は地区の農林業の節目に合わせた祭礼を執り行い、集落のコミュニティを維持する核として機能してきた。現代においても地区の人々がその伝統を守り続けている。