山倉八雲神社の創建は和銅年間(708〜715年)と伝わり、奈良時代初期に素盞嗚尊を祀る社として下総国に鎮座したとされる。創建以来「山倉大神」の名で周辺地域の崇敬を集め、利根川下流域の農村における五穀豊穣・災害除けの祈願所として重要な役割を担ってきた。中世には下総国の有力武将や地域豪族の庇護を受けたと伝わり、社勢を維持してきたとされる。近世に入ると江戸幕府体制下における地域信仰の拠点として機能し、鯰を神使とする独自の信仰が定着した。この鯰信仰は地震除けの御利益と結びつき、民俗信仰として広く定着したとされる。毎年十二月に行われる「山倉の鉄砲祭」は古くから継承されてきた祭礼で、近代以降に千葉県の無形…