総社市の北部、標高397mの鬼城山山頂に築かれた古代山城。桃太郎伝説の鬼・温羅(うら)の居城と伝わる伝説の城で、『日本書紀』『備陽国志』には一切記録がないものの発掘調査によりほぼ全貌が明らかになった7世紀後半築造の朝鮮式山城。周囲2.8kmの土塁と版築(はんちく)による強固な防御線に、城門・水門・倉庫跡が整然と配置される大規模防衛施設。西門は高さ13mに復元され、古代の壮麗な景観が蘇った。国の史跡に指定され、吉備路を代表する観光名所。山頂からは吉備平野を一望でき、温羅伝説と古代朝鮮半島との関わりを感じられる神秘的な遺跡。