若林の北野神社は世田谷区若林三丁目に鎮座し、菅原道真公を主祭神とする天神系神社である。北野の社名は道真を祀る総本社・京都北野天満宮に由来し、全国に分布する天満宮・天神社の一社として若林地区の信仰を集めてきた。江戸期の農村においても学問・知識への憧れは農民の間に根付いており、天神様への祈願が行われていたと考えられる。近代以降の教育制度の整備とともに合格祈願・学業成就を求める参拝者が増加し、昭和期以降は受験生とその家族の参拝が年中行われるようになった。現在は若林地区の鎮守として地域のコミュニティを支えるとともに、入学試験・資格試験を控えた参拝者に菅公の英知と加護をもたらす社として広く知られている。