佐渡市にある根本寺は、日蓮が佐渡配流中に滞在した地に建てられた日蓮宗の寺院で、日蓮の佐渡における主な居所として知られる。文永8年(1271年)、日蓮は幕府により佐渡流罪に処せられ、極寒の佐渡で約3年間を過ごした。この配流の地での体験が日蓮の思想を深め、「佐渡御書」などの重要な著作が生まれたとされる。境内には日蓮上人が荒廃した塚に移る前に最初に住まいした根本寺の地の石碑や、日蓮ゆかりの建物が残り、日蓮宗信者の霊跡巡礼の聖地となっている。佐渡の豊かな自然の中に静かにたたずむ寺院は、参拝者に厳粛な気持ちを呼び起こす。日蓮の足跡を辿る佐渡の旅において、最も重要な場所の一つとして位置づけられている。