廣徳寺は大阪市生野区勝山南に位置する単立(仏教)の寺院である。単立寺院とは、特定の宗派の包括団体に属さず独立して運営される仏教寺院を指す。明治時代の宗教政策の変化や、第二次世界大戦後の宗教法人法(1951年)の制定により、既存の宗派から独立した単立寺院が各地に誕生した。「廣徳」の寺号は、広大な徳(仏の慈悲と功徳)を意味し、宗派を超えた普遍的な仏教精神を示す。生野区勝山南の地では、幕末から明治にかけて社会変動の中でも地域の仏教信仰が根付いており、廣徳寺はその流れを汲んで地域住民の菩提寺として独自の宗風を保ちながら信仰を集めてきた。