秩父三十四箇所観音霊場の第25番札所。山号を岩谷山と称し、曹洞宗に属する。「御手判寺(おてはんじ)」の別称でも知られる。本尊は聖観世音菩薩。創建年代は不詳で、岩壁に沿って建てられた江戸時代の観音堂が現存している。御手判寺の名の由来として、秩父札所の開創者とされる性空上人が夢の中で閻魔大王から秩父青石製の「手判(石の通行手形)」を授かり、当寺に奉納したという伝承が伝わる。また境内には「奥野の鬼女」の伝説が伝わり、悪行により家族から追われた女性が久那の岩屋に住み着き、その娘が亡き母の菩提を弔うために観音堂の創建を発願したという説話が寺の起源に結びつけられている。観音堂は秩父市指定史跡(昭和40年指…