六地蔵(ろくじぞう)という地名は、六体の地蔵菩薩を祀る「六地蔵巡り(ろくじぞうめぐり)」という京都の民俗行事に由来する。地蔵菩薩は「六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天)」のそれぞれに現れて衆生を救うとされ、特に地獄道の衆生を救う守護者として平安時代以降に民衆の間で広く信仰された。京都の「六地蔵巡り(8月22〜23日)」は平安時代に小野篁(おののたかむら・802〜852年)が鳥羽の地に地蔵を祀ったことに始まると伝わり、都の6つの街道口に6体の地蔵尊を安置して旅人を守護するという信仰。六地蔵(地名・宇治市)はその6か所のうちのひとつ「大善寺(だいぜんじ)の地蔵尊(奈良街道口)」が置かれた場所。現…