松泉寺は大阪府吹田市に位置する臨済宗妙心寺派の寺院である。臨済宗は中国唐代の禅僧・臨済義玄(?〜866年)を祖とし、日本には鎌倉時代初期に栄西禅師(1141〜1215年)が宋から持ち帰った。妙心寺は暦応4年(1341年)、花園法皇の勅願により関山慧玄(無相大師)が開いた臨済宗の大本山で、京都右京区に所在する。妙心寺派は江戸時代に全国へ末寺網を拡大し、現在では日本最大の臨済宗寺院集団を形成している。松泉寺は妙心寺派の末寺として吹田の地に根を張り、坐禅・公案による禅の実践道場として地域に禅の精神文化を伝えるとともに、檀信徒の葬儀・法要を通じて地域社会を支えてきた。