御酒神社(大国主神社)は、大宝年間(701年頃)の創建と伝わる古社で、祭神に大己貴命(大国主命)を祀る。大己貴命は醸造・医薬・縁結びのほか、ものづくりの神としても広く信仰され、酒神と金物の守護神として当地に根付いたとされる。中世には三木を治めた別所氏の保護を受けたと伝わり、鎌倉時代ごろから興隆し始めた三木の鍛冶・大工道具産業とともに発展してきたとされる。近世・江戸時代には三木金物の産地としての名声が高まるなかで、金物商や大工職人らの崇敬を集め、境内には当時奉納された石灯籠や狛犬が現存し、往時の信仰の厚さを今に伝える。明治以降も地域の守護社として維持され、近代においては「三木金物まつり」(毎年1…