天長元年(824年)、弘法大師空海が真言宗の道場として開創したと伝わる港区最古級の寺院である。平安・鎌倉期を経て、鎌倉時代には浄土真宗の開祖・親鸞聖人が当寺を訪れ、真言宗から浄土真宗へと改宗したとされる。以後、東日本における浄土真宗布教の重要な拠点となった。境内に立つ樹齢約750年の「逆さ銀杏」は国の天然記念物に指定されており、親鸞聖人が地面に刺した杖から芽吹いたという伝説が残る。江戸時代には徳川幕府の保護のもと寺勢を維持した。安政6年(1859年)、日米修好通商条約締結後の初代駐日アメリカ公使タウンゼント・ハリスが公使館として当寺を使用し、日米外交史上の重要な舞台となった。明治時代には近代日…