弘仁年間(810-824年)に弘法大師空海が開いたと伝わる真言宗の古刹で、杉並区善福寺に位置する。
本尊は阿弥陀如来で、関東地方における真言宗の重要な道場の一つとして中世から栄えてきた。
境内の大銀杏は樹齢750年を超えるとされ、東京都の天然記念物に指定されている都内屈指の大木。
かつてこの寺の境内に「善福寺池」(現・善福寺公園)があり、弘法大師が掘ったとの伝説が残る湧水池として知られていた。
江戸時代には浄土真宗に改宗したとも伝わるが、現在も境内の風格は古刹の面影を色濃く残す。
アメリカ公使タウンゼント・ハリスが日米和親条約締結前後に宿所として使用したことでも知られる国際的な歴史を持つ。
ハリスが境内に植えたとされる「ハリスの梅」は今も開花し、歴史と外交の記念樹として大切にされている。
大銀杏の黄葉は秋の西荻窪の風物詩で、11月には多くの見物客が訪れる。
善福寺川の名の由来となった寺院と…
弘仁年間(810〜824年)、弘法大師空海によって開かれたと伝わる真言宗の古刹。創建以来、関東における真言宗の重要な道場として中世にかけて発展したとされる。境内にはかつて湧水池があり、弘法大師が掘ったとの伝説を持つ「善福寺池」として知られ、のちに善福寺川・善福寺公園の名の由来となった。江戸時代には浄土真宗へ改宗したとも伝わり、宗制の変遷を経ながらも寺院としての歴史を継続した。幕末の安政年間(1854〜1860年)、初代駐日アメリカ公使タウンゼント・ハリスが本寺を宿所として使用し、日米交渉の舞台の一つとなった。ハリスが植えたとされる「ハリスの梅」は現在も境内に残る。境内の大銀杏は樹齢750年を超…