佐渡市阿仏坊に位置する妙宣寺は、日蓮宗の寺院で、境内には新潟県内唯一の五重塔(国指定重要文化財)がそびえ立つことで知られる。この五重塔は文政3年(1820年)に完成した高さ約23メートルの塔で、均整のとれた美しい姿は佐渡を代表する文化財の一つである。寺は日蓮の佐渡配流に際して庇護した阿仏坊日得を開基とする由緒ある寺院で、日蓮ゆかりの品々も多数所蔵している。佐渡の豊かな自然に囲まれた境内は静かな雰囲気に満ちており、五重塔を背景にした写真は佐渡観光の定番となっている。日蓮ゆかりの地を訪ねる佐渡巡礼の重要な拠点として、多くの参拝者が訪れる寺院である。