曹洞宗の寺院で、山号は慈雲山と称します(もとは諏訪山と号し、明治の神仏分離により改称)。開山は祖眞和尚で、文禄元年(1592)以前に創建されたと伝わります。江戸時代には岡諏訪神社の別当を務め、地域の宗教的中心を担いました。境内の上岡観音は馬頭観音を本尊とし、「武州上岡観音」として古くから牛馬を扱う農家や馬方衆の篤い信仰を集めてきました。現在の観音堂は大正3年(1914)の建立です。毎年2月19日の縁日に境内で催される絵馬市は「東松山上岡観音の絵馬市の習俗」として、平成10年(1998)に国選択無形民俗文化財に選択されており、関東地方の絵馬頒布の様相をよく伝える貴重な民俗行事として知られています…