妙安寺は大阪府泉佐野市元町に位置する浄土真宗本願寺派の寺院である。浄土真宗は鎌倉時代の1224年頃、親鸞聖人(1173〜1262)が越後配流の経験を経て確立した宗派で、阿弥陀仏の本願に依る他力の救いを説いた。本願寺派はその法脈を継ぐ西本願寺(京都)を本山とし、戦国時代には織田信長との石山合戦(1570〜1580年)を経て各地に門徒組織を広げた。泉佐野市は大坂に近く、本願寺勢力の影響を受けやすい地域であり、妙安寺もこうした歴史的背景のもとで地域の菩提寺として創立されたと伝わる。以来、地域の人々の冠婚葬祭や法要を支える寺院として継続して信仰を集めてきた。