中之条町の中心部に位置する真言宗の古刹で、吾妻地域の信仰の中心として栄えた。
本尊の延命地蔵菩薩は、その名の通り長寿のご利益があるとして篤い信仰を集める。
境内には室町時代の石造五輪塔があり、中之条町の指定文化財となっている。
四万温泉・草津温泉への入口にあたる中之条は、古くから湯治客の参拝も多かった。
本堂の天井には地元の画家が描いた花天井画が広がり、極楽浄土を表現している。
境内の枝垂れ桜は樹齢200年を超え、春の中之条を彩る名所として知られる。
毎年7月の地蔵盆には子供たちが集まり、地域のコミュニティイベントとして定着。
吾妻川のほとりに位置し、川のせせらぎを聞きながら参拝できる風情ある環境。
中之条ビエンナーレの開催時にはアート展示の会場としても利用される。
温泉と歴史と芸術が交差する中之条の魅力を凝縮した文化的拠点である。
延命寺は平安時代中期の1000年頃に創建されたと伝わる真言宗の古刹である。吾妻郡中之条の地に開かれて以来、吾妻地域における密教信仰の中心的道場として栄えたとされる。中世・室町時代には寺院の整備が進んだとみられ、この時期に建立されたと推定される石造五輪塔が境内に現存し、中之条町の指定文化財として保護されている。近世に入ると、四万温泉・草津温泉への道中に位置する中之条の地理的条件から、湯治を目的とする旅人や参拝者が本尊・延命地蔵菩薩への詣でを重ねるようになり、長寿祈願の霊場として広く知られるようになった。江戸時代以降に植えられたとされる境内の枝垂れ桜は現在樹齢200年を超え、地域の景観を形成する名…