神戸市灘区都通に所在する古墳時代前期初頭の前方後方墳。六甲山南麓と大阪湾に挟まれた標高6〜8メートルの扇状地に立地し、全長98メートル以上、後方部52メートル・前方部46メートルを測る、前期の前方後方墳としては全国屈指の規模を誇る。1993年度の発掘調査で後方部の竪穴式石室から三角縁神獣鏡7面を含む銅鏡12面、鉄製武器・武具230点余りが出土し、石室内には赤色顔料が塗布されていたことも確認された。出土鏡の中には九州から関東地方まで各地の古墳と同笵関係にあるものが含まれ、被葬者は日本海・瀬戸内海双方を結ぶ海上交通に関わった有力者とみられている。2005年に国史跡、出土品一括は国重要文化財に指定された。現在は求女塚西公園として整備されている。