大前神社の創建は天長4年(827年)と伝わり、下野国における延喜式内社の一つとして古くから地域の信仰を集めてきた。祭神は大己貴命(大国主命)と事代主命(えびす様)であり、商売繁盛・縁結び・五穀豊穣の神として広く崇敬されてきたとされる。中世から近世にかけては下野国の有力社として存続し、江戸時代の安永2年(1773年)には現在の本殿が造営された。この本殿には日光東照宮の彫師の系譜を引く職人による精緻な彫刻が施されており、栃木県指定有形文化財に指定されている。近代以降は境内整備が進められ、日本最大級とされる高さ約20mの巨大えびす像が建立された。境内社の大前恵比寿神社は開運・金運の霊験あらたかな社と…