大御神社の創建年代は明らかでないが、古代より日向灘に面した断崖上に天照大御神を祀る「直宮(ちょっくう)」として、日向国随一の霊社と崇められてきたと伝わる。神武天皇の先祖神を祀るこの地は、記紀神話における日向の神代の地と深く結びついており、古くから皇室との関わりも伝承される。中世には戦乱の影響を受けながらも地域の信仰を集め続け、近世には日向の領主たちによる社殿の修造・庇護が行われたとされる。明治時代には近代社格制度のもとで県社に列せられ、地域の重要な神社として位置づけられた。境内に広がる柱状節理と「さざれ石」は国の天然記念物に指定されており、太平洋の波浪が数万年をかけて形成した自然造形が、神域の…