伊東市富戸に位置する大室山(標高580メートル)の山頂に鎮座する浅間神社は、国指定天然記念物の大室山の頂上に立つ神秘的な社である。大室山は約四千年前の噴火によって形成されたスコリア丘で、その完全なお椀形の山容は日本でも類を見ない美しさを持つ。リフトで山頂に上ると、眼下に伊豆半島の豊かな自然と相模湾・太平洋の大パノラマが広がり、晴れた日には富士山や伊豆諸島も望める。浅間神社は富士山の神・木花咲耶姫命を祀り、山の神として山頂を守護している。毎年二月に行われる山焼きは大室山の伝統的な自然管理行事として知られ、その壮観な景色は多くの観光客を惹きつける。