伊東市吉田に位置する一碧湖は「伊豆の瞳」とも呼ばれる美しい火口湖で、湖畔には沼池弁天が祀られた弁財天社がある。周囲約4キロメートルの湖は四季折々の景観が美しく、春は新緑・夏は涼風・秋は紅葉・冬は静寂と、訪れるたびに異なる表情を見せる。弁財天は芸能・音楽・財宝の神として信仰され、湖の澄んだ水辺に祀られることが全国各地で見られる。一碧湖はおよそ十万年前の火山活動によって形成されたとされ、その神秘的な成り立ちが弁財天信仰と結びついてきた。野鳥の宝庫でもあり、カモやサギなど多くの水鳥が飛来することでも知られる。湖畔の遊歩道を散策しながら参拝できる自然と信仰が一体となったスポットである。