性應寺は大阪市東住吉区田辺に位置する浄土真宗本願寺派の寺院である。浄土真宗本願寺派の総本山・西本願寺(正式名:龍谷山本願寺)は、1272年(文永9年)に親鸞聖人の末娘・覚信尼が東山大谷に廟堂を設けたことに始まる。第3世覚如上人が「本願寺」を称して宗門の確立を図り、第11世顕如上人(1543〜1592年)の頃に最盛期を迎えた。1602年(慶長7年)に家康の政策によって東西に分立した際、顕如の長男・教如が東本願寺を、三男・准如が西本願寺を継いだ。当寺は本願寺派に帰属する地域寺院として田辺の地に建立され、摂津南部の農村共同体の中心的な宗教施設として機能してきた。