信立寺は大阪府箕面市西小路に所在する法華宗本門流の寺院である。法華宗本門流は日蓮聖人の高弟・日隆(1385〜1464)が開いた一派で、京都・本能寺を大本山とする。日蓮聖人は1253年(建長5年)に「南無妙法蓮華経」の唱題を宣言し、法華経こそが末法の世の人々を救う正法であると説いた。本門流は本門八品(法華経後半部分)を特に重視する点で他の日蓮系宗派と区別される。摂津国の近世寺院史においては、法華宗の寺院が商業・工業地帯を中心に檀家を獲得してきた歴史があり、当寺も地域住民の菩提寺として法要や年中行事を担いながら現代に伝わる。