奥州の関門に位置する東北を代表する石垣の城で、木造復元された三重櫓が美しい名城。1340年に結城親朝が築城し、寛永年間に丹羽長重が大規模に改修して現在の姿となった。白河は奥州への入口として古来より軍事上の要衝であり、白河関は歌枕としても名高い。1991年に三重櫓が木造で忠実に復元され、日本初の木造復元天守として注目を集めた。2011年の東日本大震災で石垣が大規模に崩落したが、全国からの支援を受けて修復が進められている。石垣は東北では珍しい総石垣造りで、切込み接ぎの技法が見事。城跡からは那須連山を望む雄大な景色が広がり、東北の玄関口にふさわしい風格を漂わせている。