伊江島は沖縄本島北部の本部半島沖に浮かぶ周囲22kmほどの小島で、古くから農業と漁業を営む独自の文化を育んできた。仏教は琉球王国を通じて伊江島にも伝わったとされるが、離島ゆえに本土宗派の定常的な布教が及ぶのは明治以降とされる。照太寺は伊江島に現存する唯一の寺院であり、臨済宗妙心寺派に属している。1945年4月の沖縄戦において伊江島は米軍の上陸作戦の主要目標となり(伊江島の戦い)、島の全人口の約3分の1が犠牲となったとされるほどの壊滅的被害を受けた。ほとんどの建物が焼失・爆破され、寺院も例外ではなかった。戦後、生き残った島民が帰還し集落を再建する中で照太寺も復興された。現在は伊江島の仏教行事・葬…