大同2年(807年)、弘法大師空海が開創したと伝わる。空海が独鈷杵で桂川の川底を叩き温泉を湧き出させたとの伝説が残り、修善寺温泉の開湯伝説の起源とされる。当初は真言宗の寺院であったが、後に曹洞宗に改宗し現在に至る。鎌倉時代には源氏と北条氏の権力闘争の舞台となり、建仁3年(1203年)、源頼朝の嫡男で二代将軍・源頼家が北条氏によってこの地に幽閉され、同年暗殺された。このため修禅寺は鎌倉時代の政争を伝える重要な史跡としても知られる。江戸時代には徳川幕府の庇護のもと寺勢を保った。近代には岡本綺堂が明治43年(1910年)に戯曲「修善寺物語」を発表し、修禅寺を舞台とした文学作品として広く知られるように…