青森市に鎮座する諏訪信仰の神社で、長野の諏訪大社を総本社とする。祭神の建御名方神は武勇と農業・狩猟・漁業の神として知られ、青森の漁業文化とも深く結びついてきた。江戸時代に津軽藩が信濃の諏訪大社から勧請し、地域の産業守護神として崇敬された。境内には諏訪信仰独特の御柱の風習を伝える石柱が残る。春の例大祭では伝統的な神事が斎行され、地域住民による奉仕が今も続く。全国に約25,000社ある諏訪神社の一つとして、青森における諏訪信仰の拠点となっている。漁師や農家など地元産業に携わる人々の厚い信仰を集め、青森市の歴史と共に歩んできた神社である。
青森諏訪神社は、1650年(慶安3年)頃に津軽藩によって信濃国の諏訪大社から祭神・建御名方神を勧請し、創建されたと伝わる。諏訪信仰は全国に広まった武勇・農業・狩猟・漁業の守護神信仰であり、津軽の地においても藩政期を通じて地域産業の守護神として崇敬された。江戸時代には漁師や農民など地元の産業従事者を中心に信仰が根付き、青森湾に面した地域の生業と深く結びついていった。明治時代の神仏分離令・廃仏毀釈の影響を経ながらも社格を維持し、近代以降は地域の氏神として住民の精神的拠りどころとなってきた。境内には諏訪信仰特有の御柱の風習を伝える石柱が現存し、信仰の歴史を今日に伝えている。現在も春の例大祭をはじめと…