岐阜県揖斐郡揖斐川町に鎮座する多賀神社は、近江国の多賀大社を勧請して創建された古社で、伊弉諾命・伊弉冉命の国造りの神を祀る。「お多賀さん」として親しまれ、縁結び・長寿・縁切りなど人生の縁にまつわる幅広いご利益で知られる。揖斐川沿いの豊かな自然の中に鎮座し、春の桜・夏の緑・秋の紅葉など四季の風情が境内を彩る。揖斐川地方は古くから農業・林業が盛んな地域で、多賀神社は農業・家族の守護神として古来より地域農家の信仰を集めてきた。江戸時代には尾張藩の一部を流れる揖斐川の水運を通じた商業も発展し、多賀神社は商売繁盛の神としても崇められた。毎年秋の例大祭は地域最大の祭礼として賑わいを見せる。