交野市に鎮座する高天原本宮は、神社本庁に属さない単立の神道宗教法人として独自の信仰を守る。「高天原」とは日本神話において天照大神をはじめとする神々が座する天上の国を指し、その名を冠した当社は天津神との縁を重んじる祭祀を行うとされる。交野の地は万葉集にも詠まれた「天の川」伝説が残る地で、七夕の星伝説と結びついた神秘的な土地柄として知られる。また古代には星を祀る「交野星田妙見宮」が置かれるなど、星辰信仰の厚い地域であった。高天原本宮はそうした神聖な土地の霊気を背景に、独自の宗旨を今日まで伝えている。