太真寺は大阪市中央区上町に位置する単立の仏教寺院である。上町台地は縄文時代から人が居住した大阪平野の最高部にあたり、古代には難波宮が置かれ政治・宗教の中心地として機能した。中世以降、上町一帯は多くの寺院が建立される「寺町」として発展し、特に豊臣秀吉による大坂城下町整備(1580年代〜90年代)の際に多くの寺院がこの地域に集められた経緯がある。太真寺はいずれかの宗派から独立した単立寺院として現在の組織形態をとっており、独自の宗風を保ちながら地域の菩提寺としての機能を果たしてきた。上町台地という歴史的地域に根付いた仏教の法灯を守り、檀家の葬儀・法事・供養を担いながら今日に至っている。