周防国一宮として崇敬される式内社で、玉祖命を主祭神とする(延喜式神名帳には「玉祖神社二座」とあり、もう一座は不詳)。創建年は不詳だが、天平10年(738年)の『周防国正税帳』にその名が記され、奈良時代以前にさかのぼる古社と考えられる。玉祖命は天照大神の岩戸隠れの際に八坂瓊曲玉(三種の神器の一つ)を作ったと伝わり、勾玉・管玉を作る玉造部の祖神とされる。この故事から宝石・眼鏡・時計・カメラなど「玉」にかかわる業種の守護神として広く信仰される。大阪府八尾市の玉祖神社をはじめ各地の同名社は当社からの勧請と伝わり、全国の玉祖神社の総本社とされる。歴代の国司・大名の崇敬を受け、周防国の一宮として重んじられ…