たつの市龍野町の鶏籠山山頂に築かれた山城と、江戸期に麓に築かれた平山城の総称。室町時代の明応8年(1499年)、赤松村秀が山頂に築いた山城が起源で、戦国時代に蜂須賀正勝や福島正則が城主となった。江戸時代には脇坂氏5万石の居城として整備され、現在の平山城の姿となった。近代に一部建物が取り壊されたが、平成以降、復元された「本丸御殿」「埋門」「隅櫓」が城の往時の姿を偲ばせる。城下町は「播磨の小京都」「素麺の町」として知られ、醤油・素麺(揖保乃糸)・童謡『赤とんぼ』の作詞家・三木露風の故郷としても有名。武家屋敷群・商家が保存された町並みと一体で風情ある城下町景観を形成している。