天神社は大阪府八尾市渋川町に鎮座する神社で、学問の神・菅原道真公(845〜903年)を主祭神として祀る。菅原道真は平安時代の貴族・漢学者であり、右大臣まで昇進したが、藤原氏の謀略により大宰府に左遷され、903年に没した。死後に京都で相次いで不幸が起きたため、その霊を鎮めるべく天満天神として祀られた。京都・北野天満宮(947年創建)と太宰府天満宮が天神信仰の総本社とされ、全国に約12,000社の天満宮・天神社が分布する。八尾市渋川町の天神社も、地域の子どもたちの学業成就や合格祈願の場として崇敬されてきた。江戸時代には庶民の間にも学問が普及し、天神信仰の広まりとともに各地で天神社が整備された。現在…