豊中生駒教会は金峯山修験本宗の寺院である。金峯山修験本宗は奈良・吉野の金峯山寺を総本山とし、役行者(役小角)が7世紀に大峯山系で開いた修験道の伝統を受け継ぐ。役行者は634年(舒明6年)生まれと伝わり、山岳修行を通じて「蔵王権現」という独自の本尊を感得したとされる。明治の神仏分離令では修験道が廃止されたが、戦後に宗教法人として復興し、金峯山修験本宗として金峯山寺を中核に再建された。「生駒」の名称が示すように、生駒山(奈良・大阪の境に連なる山岳)とも関連した修験の信仰圏のなかで、当教会は豊中地域における修験道の拠点として機能してきた。