建武年間(1334〜1338年)、足利将軍の宿願により、山城国(現在の京都府)の男山八幡宮から分霊を勧請し、伊勢国の垂水村千歳山に創建された。戦国時代を経て江戸初期、津藩の藩主となった藤堂家がこの神社を保護した。寛永9年(1632年)、2代藩主藤堂高次が社殿を千歳山から現在の藤方村に遷し、初代藩主高虎の御霊を合祀した。続く寛永21年(1644年)には藤堂家の「永世鎮守神社」として定められ、社領300石が寄進された。城下町の総氏神として庶民にも広く崇敬され、江戸期を通じて津の信仰の中心であり続けた。明治維新後は近代社格制度のもとで県社に列格。毎年10月に斎行される例祭と神幸祭は「津まつり」の起源…