宇陀水分神社は、奈良県宇陀市榛原下井足に鎮座する式内大社で、宇陀地域の三水分神社のうち「下社」にあたる。社伝では崇神天皇7年の創建とされ、大和国の東方を守護する大和四水分神社の一社として農業用水を司る神を祀ってきた。承和7年(840年)に従五位下、天安3年(859年)に正五位下に昇叙された記録が残る。延喜式では大社に列し月次・新嘗の案上官幣に預かった。同市菟田野上芳野の「上社」惣社水分神社・菟田野古市場の「中社」宇太水分神社とともに宇陀の三水分神社を構成する。中社の国宝本殿(国宝)は一間社隅木入春日造3棟が並列する現存最古級の建築として知られる。