牛久河童神社は、江戸時代後期の1800年(寛政12年)頃に創建されたと伝わる。牛久沼には古くから河童が棲むという民間伝承が根付いており、水辺の精霊を祀る信仰が地域住民の間で形成されてきたとされる。江戸時代には牛久沼周辺で漁業や水運が盛んであり、水難除けの祈願を目的とした水辺の信仰が自然発生的に育まれたものと考えられる。同じく江戸時代、牛久沼はうな丼発祥の地とも伝えられており、水辺の生業と民俗信仰が密接に結びついた土地柄であった。明治以降も地域の守護神として住民に親しまれ、境内には河童の石像が奉納されてきた。現代においては水難除けおよび子どもの無事成長の御利益で知られ、地元の学校行事でも訪れる子…