埼玉県和光市下新倉に所在する日蓮宗の寺院。山号は長光山。弘安年間(1278-1288年)、当地の豪族で日蓮宗に帰依した墨田時光(すみだときみつ)の開基により創建された鎌倉後期の古刹。元応元年(1319年)の火災により焼失したが、元中元年/至徳元年(1384年)に現在地へ再建・移転して現在に至る。下新倉地区の日蓮宗信仰の拠点として、中世から700年以上にわたり法灯を守り続けている。境内南側には縄文時代前期から古墳時代にかけての集落遺跡「妙典寺遺跡」が広がり、古代からの居住の痕跡を伝える考古学的にも重要な一帯。新倉氷川八幡神社(新倉2-18-60)と共に、鎌倉後期の新倉郷に根ざした地域信仰史を今に伝える寺院である。東武東上線・東京メトロ和光市駅から徒歩約17分。