八坂神社は京都の八坂神社(祇園社)を総本社とし、素戔嗚尊(スサノオノミコト)を主祭神とする厄除け・疫病退散の神社で、全国に約2,300社存在する。「祇園祭」の祭神として全国的に知られ、夏の疫病流行期に特に厚い信仰を集めてきた。武蔵村山市中藤は狭山丘陵の麓の農村集落で、農業と林業が盛んな地域に位置する。農村生活における夏の疫病への恐怖から、スサノオへの信仰が農民の心の守護として根付いた。夏祭りの中心として地域コミュニティの結束を高める役割も担い、現代においても厄除けの社として地区住民に親しまれている。