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信長が作った「自由な市場」が日本の経済を変えた
楽市楽座って何?ギルド(座)を廃止して誰でも商売できる場を作った信長の経済改革を、現代のフリマアプリと比べながら分かりやすく解説。信長がいかに先進的な経済感覚を持っていたかが分かります。
深く読み解く一冊
目次
MOKUJI
一
「メルカリを禁止にする」っておかしいと思いませんか?
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二
「座(ざ)」という独占ギルド
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三
信長が「座を廃止」した
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四
なぜ信長はそんなことができたの?
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五
現代のフリマアプリに似てる!
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六
信長ゆかりの地・安土へ
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七
よくある質問
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「メルカリを禁止にする」っておかしいと思いませんか?
突然ですが、想像してみてください。
「今日から、フリマアプリで物を売るのは禁止。売っていいのは、幕府が認可した特定の業者だけ。しかもその業者に通行税を払わないと売れない」
……おかしいですよね? 自由にものを売り買いできないなんて、不便すぎます。
でも、信長が生きていた戦国時代は、日本中がこういう状態だったんです。
「座(ざ)」という独占ギルド
当時の日本には「座」という組合(ギルド)がありました。
座とは、特定の商品を独占的に販売できる権利を持ったグループ。例えば「布座」に入っていなければ布を売れない、「魚座」に入っていなければ魚を売れない、といった具合です。
座に入るには、有力な寺社や貴族にお金を払う必要がありました。参入障壁が高く、新参者はなかなか商売を始められない。
しかも、座が設けた「関所」では通行料をとられる。物を運ぶだけでもお金がかかってしまいます。
これでは、庶民はいつまで経っても豊かになれません。
信長が「座を廃止」した
1567年、信長は岐阜の城下で画期的な命令を出しました。
「楽市楽座令」です。
内容は「座の独占を廃止する。誰でも自由に商売をしてよい。関所も廃止する」というもの。
これは当時の常識からすると、ものすごく革命的な発想でした。寺社や貴族の既得権益を真正面から否定したんですから。
なぜ信長はそんなことができたの?
ここが信長のすごいところです。
当時の大名は、寺社や貴族との関係を大切にしていました。彼らを敵に回すのは危険だったからです。
でも信長は違いました。「強ければ関係ない」というスタンスで、邪魔な権益を力ずくで廃止していった。比叡山焼き討ちなど、宗教的な権威にも容赦しなかった信長ならではの決断です。
また、信長は「城下町を豊かにすること=自分の力につながる」という計算もしていました。商業が活発になれば、税収が増える。人が集まれば城下町が栄える。これは非常に合理的な発想です。
現代のフリマアプリに似てる!
楽市楽座を現代に例えると、こんな感じです。
昔の「座」の時代 = 政府公認の業者しかネットで物を売れない、しかも毎回手数料がかかる状態。
楽市楽座の後 = メルカリやラクマで誰でも自由に出品・売買できる状態。
自由になった途端、商品の種類が増えて、価格競争が起きて、消費者が得をする——これは現代の経済でも同じ仕組みですよね。
信長は400年以上前に、現代の自由経済の原理に気づいていたんです。
信長ゆかりの地・安土へ
楽市楽座が実施されたのは、岐阜や安土などの城下町でした。
現在の滋賀県近江八幡市・安土町には
安土城跡
があります。信長が築いた壮大な城の石垣が今も残っており、城下町の様子を想像することができます。
また
岐阜城
(岐阜市)も信長が改修した城で、眼下に広がる長良川と美濃の地を見渡せます。当時の信長が「ここから天下を目指す」と思っていた景色が、今も残っています。
織田信長のゆかりの地一覧
で、他のスポットもまとめて確認できます。
よくある質問
楽市楽座って日本全国に広まったの?
信長が実施したのは自分の支配地域だけでしたが、その後の秀吉・家康も同様の政策を引き継ぎ、日本の商業は徐々に自由化されていきました。
座を廃止して、困った人はいなかったの?
もちろんいました。既存の座のメンバーや、座から税収を得ていた寺社・貴族は大反発しました。でも信長は力で押し切ったんです。
楽市楽座と関係のある現代の場所はある?
「楽市楽座発祥の地」として有名なのが滋賀県の観音寺城下(甲賀市)です。安土の他にも各地に楽市楽座が広まりました。
最終更新日:2026年6月1日
安土城跡(滋賀県近江八幡市)——信長が築いた天守閣の礎石が今も残る
Wikimedia Commons
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この記事の人物
織
織田信長
天下布武の革命児
›
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